代表ごあいさつ

大学を卒業して就職した会社で偶然に人事課に配属されてから今までで約30年以上ずっと人事労務の仕事に携わっています。

　実務としては、採用担当からスタートし労務管理・研修・安全衛生・福利厚生・給与計算・社保険手続・人事制度改定など人事労務の全分野を経験したのちに開業し今日に至っています。その間、自分が採用に関わった人たちが成長していく姿を見るのはとても嬉しいことですし、その逆に自分の心が崩壊してしまうようなできごとにも遭遇しました。

　また実務だけでなく理論も身につけないといけないと思い社会保険労務士→行政書士→司法試験（合格に至らず）→司法書士（今後数年の間に合格したい）と受験してきました。確かに人事労務の分野で起こるさまざまなできごとの理論的な裏付けは言えるようにはなりましたが、何年実務をしていても自分のしている仕事に自信（確信）は持てないままでいます。

　それは、人事労務の分野は「人」を扱っているからです。「人」は一人ひとり心を持っていて、その心を画一的に処理することには無理がありますし、決まった答えも存在しません。「なぜ人は働くのか？」その答えは、「収入を得るため」あるいは「働きがいを求めるため」など人それぞれに違った理由を複数持っていると思います。最近は、誰かに必要とされることが生きていくうえでとても大切なのだなと思えるようになりました。これからも人事労務の仕事を続けていきますが、いつになっても自分の仕事に自信（確信）は持てないままかもしれません。でもそれはそれでいいように思います。答えを決めつけないでその時・その時で最善の結果を出せるよう、必死に考えていくことにします。